<先鋒-樋口貴仁 環境情報学部2年 副務>
7年ぶりのベスト8に貢献できたこと、素直に嬉しく思います。自分本来の相撲ではありませんでしたが、勝てたことが自信になりました。しかし団体一回戦は緊張で固くなり、何も出来ず寄り倒され、三回戦では体格の良い相手に四つに組まれてしまいました。一番なってはならない形であったと反省しております。
この大会で4年生が引退され、チームの戦力には大きな痛手となります。少しでもその穴を埋められるよう、精進致しますのでご指導宜しく御願い申し上げます。
<二陣-嶋田翔太 法学部政治学科3年 主務>
本大会は今年度の集大成ともいえる大会でしたが、集大成らしく随所で皆それぞれの持ち味を発揮出来たのではないかと思います。特に今まで雲の上の存在であった関学に勝てたことは、塾相撲部全体にとって今後につながる大きな自信になりました。一方で、せっかくの良い流れを次の朝日大戦まで保てなかったことは各々の反省点となりました。私は二陣で出場させて頂きましたが、朝日大戦では後手後手にまわり自分の持ち味を発揮出来ないまま負けてしまいました。来年度からのチームの更なる成長には、大型選手との戦い方が大きなカギとなってくると思います。今後は今までの反省を活かせるような稽古を行って参ります。今大会も沢山のご声援賜りまして誠に有り難う御座いました。
<中堅-飯塚大河 総合政策学部4年 主将>
「関西学院大学に勝った」ということが1番の収穫であったと思います。昨年あと一歩のところで敗れた悔しさを胸に、日々稽古に精進してきました。その努力が形となって現れたことが主将として、何よりも嬉しかったです。今回勝った人はさらなる飛躍を、負けてしまった人、出場出来なかった人は悔しさをバネに稽古に励んで欲しいです。
最後に、私はこの試合をもって引退となります。今までお世話になりました皆様へ、この場をお借りして御礼申し上げます。本当に有難う御座いました。
<副将-平野皓大 商学部1年 選手>
今回は大将として出場させていただいたのですが、思うような結果を残すことが出来ませんでした。自分としては、このリーグ戦で勝ち越すことを目標にしてきたのですが、結局二勝しか出来ず悔いの残る結果となりました。内容としては、立ち合いの当たりが弱く、起きて押し込まれてしまう相撲が多かったです。
今後は鋭い当たりを目指し、起きずに自分の相撲を取りきれるように稽古していきたいと思います。精一杯精進して参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
<大将-時田王右 環境情報学部1年 選手>
今回私は個人・団体ともに出場させていただきましたが、0勝と全く奮わず悔しい気持ちでいっぱいです。しかし、自分の全力をぶつけたので少しながら晴れやかな気持ちでもあります。一年の最後の大会を後に引きずることなく、このような気持ちで終わることができてよかったと思います。それにチームとしても7年ぶりのベスト16の壁を破り最高の形で今年を締めくくることができました。来年へのいい弾みとなりました。
<谷口孝 経済学部2年 選手>
チームの為に自分のできることを精一杯やろうと思って今回の大会に臨みましたが、まだまだ自分の至らなさを痛感しました。先輩方、同期、後輩の活躍を嬉しく思いましたが、何もできない自分に対して悔しくも思いました。来年は土俵内外においてチームの力になれるよう精進していきます。
<藤原治樹 経済学部4年 副将>
4年間にわたる相撲レスラーとして最後の年がインカレによって幕を閉じました。
體育會生活を振り返ると自分が一番苦手なタイプの競技を始めたのですから困難に満ち溢れた4年間だったように思います。ダンプカーのように馬力を必要とする稽古はスピード系で体躯のない私にとって正に血の滲むような毎日を送らせ、増量は蕁麻疹を慢性化させました。まして未経験から相撲を始めるのは無謀とまで周囲の人間に言われました。成績も最後の最後まで出ませんでした。
動物は与えられた環境に適応して強くなると言われています。私の場合も同じく、厳しい環境に身を置いたからこそ強くなった部分が無数にあったと思います。更に社会に出て相撲をバックグラウンドに持つ人間に会うことは少ないでしょう。しかしながらマイナー競技だからこそ、誰もやらないからこそそこに飛び込んだ時に獲得するものが大きいのです。競技を終えた今、相撲を経験したことが一生の財産になることをふつふつ感じています。
これを読んだ後輩と未だ見ぬ慶應相撲部の部員に期待することは与えられた環境の中でどうしたら勝てるか、どうしたら強くなれるのか文字通り徹底的に考えて、導き出した手段を信じて貫徹することです。非常に期待してます、頑張って下さい。
<籔本健太 法学部政治学科2年 選手>
チーム力。今大会升席で見ていて感じたことです。4年生の締めくくりであるこのインカレ、私は唯一まわしを巻かず、応援席で見ていました。今までは基本的には出場していたのですが、今回は裏方の業務をやっていました。相撲をとらない分、今まで以上に他大学の試合を見れました。その中で感じたのが、チーム慶應の団結力です。とりわけ団体戦ではそれが如実に表れたと思います。取り組みが終わると一喜一憂している選手が多いなか、自分の取り組みが終わると先輩後輩関係なく肩を叩き、緊張をほぐしていました。これはこのチーム慶應の最大の良さであり、強みでもあります。
来年度からはチームの柱であった飯塚主将、藤原副将が抜け、新たな体制となります。この持ち味を生かし今年度以上の成績を残していきたいと思います。そのためには私自身今一度相撲と真剣に向き合い、自分のため、チームのためにできることは何なのかを考え練習時だけてなく、普段の生活からしっかり見直していきたいです。応援に駆けつけてくださったOBの方々、今年度指導してくださった監督、コーチにはこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
<文責 藤原治樹 経済4年 副将>
これまでの3年間正直花が開いたことがなかったように思います。加えて1年前には反則負けする始末。あの試合後、世間にきちんと相撲が取れることを証明したい、そして同時に慶應相撲部の名を塾内と全国に轟かせたいと誓って今日まで練り上げてきた稽古でした。振り返ってみれば3年間練習してきた突き相撲を捨てて改めて四つ相撲を練習し始めたわけですから特に未経験者の私には何かと厳しかったように思います。そのような背景と4年目最後の試合ということで自然と試合にかける想いが重くなっていきました。
3位に終わった東日本体重別大会から次の全国体重別まで「全国で勝つ為に必要な要素は何だろうか、何故今まで入賞者が輩出されなかったのだろうか」と2ヶ月間自問を重ね、ある手段を構築しました。そして試合を終えた今、65kg未満級のトーナメント戦で何故入賞できたのか結果により裏付けすることができました。
私が実行したことは本当に簡単なことです。『優勝する』という目標を掲げた時に※@優勝するには何が必要か、表彰される姿をイメージして逆算で考える。Aそれを徹底的に実行する。これだけです。しかしながら、1人で考えていると自ずと視野が狭くなってしまいます。そこで重要なのが部員や監督から意見を頂戴することです。その中でも特に力となったのが『レスリング部と柔道部への出稽古』でした。これらの稽古を通じて武道とは何ぞや、格闘技とは何ぞやと身体を以って体験することができ、自分自身の原点に回帰することができました。
土俵上で闘ったのは私ですが、それ以上に今回の勝利には仲間の存在がとてつもなく大きかったと分析しています。4年間の稽古に加え、身体も戦略をも構成して下さった松田監督、親身に支えてくれた同期、日々稽古とアドバイスをつけてくれる後輩達、声をかけて下さるOBの皆様、部を超越してモチベーションを維持してくれる体育会者無しには掴むことのできなかった入賞でした。メダルを輝かせることができなかったのが悔しさですが、ベストパフォーマンスを発揮することができたので後悔ありて後悔なしです。ありがとうございました。
<文責 樋口貴仁 環境情報学部2年 副務>
自ら叩きにいって自滅するという最悪のパターンでした。今年度一番不甲斐ない取り口であったと猛省しております。最後のインカレに向け気持ちを入れ替えますので、何卒宜しく御願い申し上げます。
<文責 籔本健太 法学部政治学科2年 選手>
今回の全国体重別は自分の力量がはっきりと出た試合であったと思います。比較的上位に行きやすい山でありましたが、ベスト8という結果に終わってしまいました。これは体重にまだ余裕があったこともさる事ながらここ一番の集中力がなかったことがあげられると思います。今年度の試合も残り1つとなり、この一年の成果がもろに出る試合だと思います。身体を大きくすること、ここ一番で落とさない精神力をつけることを目標に試合までの練習に取り組んでいきたいと思います。温かいご声援よろしくお願い致します。
<文責 時田王右 環境情報学部1年 選手>
今大会、初戦で敗退してしまい一勝もすることができませんでした。身長差がかなりあるため上手を取らせないよう意識しすぎたため、本来の自分の相撲を取ることを忘れていました。
上手を取られ相手に密着しましたが投げを喰ってしまい、自分の下半身の弱さを感じました。新たな課題を見つけたので今後の稽古に精進していこうと思います。
出場メンバーの集合写真
◆戦評
<文責 飯塚大河 総合政策学部4年 主将>
早慶戦勝利およびリーグ戦入賞を目指した今回、残念ながらその両方を達成する事無く幕を閉じてしまいました。私個人としても課題の残る試合となり、チームとしても反省点が多く見つかる結果となりました。個人個人の反省をするとともにチームとしての課題も克服し、インカレでは目標達成できるよう選手一同邁進する所存です。
<文責 藤原治樹 経済4年 副将>
4年生になって迎えたリーグ戦。今までで一番良い空気で臨めたと感じています。早稲田には敗北したものの7戦中の要所要所でチームで戦うとはどういうことなのか気づきがあったと思います。
私個人としましては7戦目に出させていただきました。1年練り上げてきた四つ相撲を土俵上で発揮することができ達成感を得ました。しかしながら課題も見えましたので1つ1つ稽古で潰していきたいと思います。
応援に来ていただいたOBの方をはじめ、鈴木主事、自転車部、女子ソッカー部の皆様、お暑いところ誠にありがとうございました。
<文責 嶋田翔太 法学部政治学科3年 主務>
今回は100kg未満級での出場ということで、無差別で出場した皆よりもプレッシャーが少ない中での戦いでした。全勝の期待も少なからずあったかと思いますが結果は5勝2敗で、取りこぼしはなかったものの実力通りの勝敗となり自力不足を痛感しました。残念ながら、ここ1年くらいは体重ばかり増えてほとんど戦績が上がっていない状況です。もう一段階、二段階上の実力の選手にどうやって勝つかを考え稽古に励んでいきたいと思います。
<文責 樋口貴仁 環境情報学部2年 副務>
今大会は、良い意味でも悪い意味でも私が流れを作ってしまった試合でした。序盤から4連勝し、チームに良い流れを作れたことには満足しています。しかし、中央戦、大東戦と連敗し、悪い流れを作ってしまったように感じます。結局、両校との対戦で慶應は1点もあげられませんでした。その悪い流れは、多くの待ったをしてしまったことにも原因があると考えます。これまで稽古場では立ち合いで相手に合わせることにこだわってきませんでしたが、今後は稽古場から意識して修正致します。
敢闘賞を取れなかったことはとても残念でした。まだまだ力不足であることを肝に銘じ今後も稽古に精進致しますので、何卒ご指導ご鞭撻の程宜しく御願い申し上げます。
<文責 籔本健太 法学部政治学科2年 選手>
今年のリーグ戦は5陣として出場し、3勝4敗といういわゆる負け越しで終了しました。これは昨年度の4勝より下回る結果となってしまいました。中でも重要であった慶早戦ではあと一つ勝てば勝利というところで落としてしまい、自分の勝負所の弱さが出てしまったと思います。また、自分よりも大きな相手に対しては体の小ささを生かせず、すぐに押し出されてしまいました。
今後の課題としては身体を大きくし筋力アップを図ることで、真摯に取り組んでいきたいと思います。今シーズンのも残りわずかですが、今回に引き続き応援よろしくお願い致します。
<文責 谷口孝 経済学部2年 選手>
去年よりチームに貢献することを目標に挑んだリーグ戦でしたが、目標を達成することができませんでした。去年は1勝6敗という結果でしたが、今年は不戦勝のみで全敗となってしまいました。また相撲の内容もひどく、課題が多く見つかる一日となりました。この試合で見つけた課題をこれから一つ一つ修正していき、次に出場するときは納得のいく相撲がとれるよう努力していきます。
<文責 時田王右 環境情報学部1年 選手>
今大会を振り返ると、私のいいところは一つもありません。全身全霊を込めて挑んだ初戦の早稲田戦で敗れ、二戦目の法政戦でも敗れ結局最終戦まで集 中力を切らしたまま土俵に上がっていました。その結果、二勝五敗という周囲の期待を大きく裏切る結果となってしまいました。そのため去年の成績を 下回る五位となってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。
二部で勝つには、大きい選手と戦うことは避けて通れません。今一度大きい選手との戦い方を見直し、次大会までに修正したいと思います。
<文責 平野皓大 商学部1年 選手>
今回は大将として出場させていただいたのですが、思うような結果を残すことが出来ませんでした。自分としては、このリーグ戦で勝ち越すことを目標にしてきたのですが、結局二勝しか出来ず悔いの残る結果となりました。内容としては、立ち合いの当たりが弱く、起きて押し込まれてしまう相撲が多かったです。
今後は鋭い当たりを目指し、起きずに自分の相撲を取りきれるように稽古していきたいと思います。精一杯精進して参りたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。
大会後の稽古では、野村前会長から藪本がご指導頂きました。
<文責 藤原治樹 経済4年 副将>
8月29日〜31日にかけて塾體育會柔道部へ出稽古に参加して参りました。出稽古にお邪魔することとなった背景として、来る9月21日に大阪で開催予定である全国学生相撲個人体重別選手権大会に向けて心身面の強化が挙げられます。主に投げ技を生業とする柔道部員との稽古は学びの連続でした。大きく分けて3つの気付きがあります。
1つ目は『崩し』です。攻める前、若しくは同時に相手の重心を如何に崩していくか、攻撃の動作に入った際にこの『崩し』こそがその後の明暗を分けることに気付きました。2つ目は乱捕りを観察して得た『体捌き』の重要性です。今までの相撲では何となく投げに入っていたのですが、投げの際に前足で一歩踏み込んで後足で大きく捌く「二足転換」を認識し、目下稽古に活かしつつあります。最後は『腰』です。実際に試合で使う相撲の投げと柔道の投げを比較した時の大きな相違点はこの『腰』の深さだと私は考えます。相撲では後ろに付かれてしまうのを嫌うがあまり腰を浅く使うのですが、柔道での腰の入りは深く、完全に自分の両足が相手の正面で揃う形になることが多いです。
柔道家と戦う上でこの3点を通じ、何よりも養われたのは一瞬の決断力、つまり『勝負心』です。全国制覇を目指す私にとって今回の武者修行とも言える出稽古は非常に有意義な活動でした。得たものを次は実行・共有をして塾相撲部のボトムアップを図ります。末筆ながら塾柔道部の皆様、日程調整をして下さった松田監督にお礼を申し上げます。
<文責 平野皓大 商学部1年 選手>
8月28日(木)に都立足立新田高校に出稽古に行って参りました。
今回は足立新田高校と東京学園高校との合同稽古に我が部も参加させていただいた為に、人数も多くとても活気のある稽古となりました。普段の稽古場の倍以上の人数での稽古となり、良い緊張感の中で相撲を取ることが出来ました。また高校生の力強く、思い切りの良い相撲を体感し、自分も多くを学べたと思います。
この度は、高校生の試合直前にもかかわらず稽古に参加させていただき、またおいしいちゃんこまでご馳走になり、誠に感謝しております。足立新田高校の満留先生、松永先生、東京学園高校の村田先生と両校の生徒の皆さんに心より御礼申し上げます。今後ともよろしくお願い致します。
ちゃんこを御馳走になりました!
<文責 飯塚大河 総合政策学部4年 主将>
8月22日から25日まで、私と北原は福島県相馬市で行われた玉ノ井部屋の合宿に参加させて頂きました。力士の皆さんは常に相撲中心の生活をされており、「強くなる」という明確な目標を持って日々の生活を送っていました。その姿を見て、我々も明確な目標を持ち、そこに全力で進まなければならない、と再認識しました。今シーズンはリーグ戦とインカレがあります。どちらも目標達成できるよう、部員一同精進致します。
最後になりましたが、お世話になりました関係者各位にこの場をお借りして御礼申し上げます。
北原(前)と関取衆(後ろ)
※冒頭の写真は玉ノ井部屋HPよりお借りしました。
<文責 時田王右 環境情報学部1年 選手>
8月20日(水)、21日(木)の2日間、4年生の藤原さんと私は慶應の體育會レスリング部の練習へお邪魔させていただきました。全国体重別選手権大会に向けてというのが最大の理由ですが、夏休みに相撲の稽古ばかりしていても煮詰まってしまうので気分転換も兼ね、且つ体も鍛 えられるということもレスリング部へ出稽古に行った理由の一つです。
2日間練習に参加してレスリングというスポーツがいかにハードなスポーツかということを、身を以て知ることができました。とてもアグレッシブなアップに始まり、タックルや回り込みなどの基本動作、練習の軸である実践を想定したスパーリング、そして仕上げの走り込みやスクワットなどのトレーニング。これらレスリングの練習を一通り体験しました。
基本であるタックルのやり方も分からない素人の私達でしたが、学生の皆さんに本当に丁寧に一つずつわかりやすく指導していただき、初日からスパーリングもすることができました。初日から練習のフルコースを体験したお陰で、普段相撲の稽古では使わない筋肉を刺激されひどい筋肉痛に見舞われました。そんなコンディションの中、2日目もしっかり自分を追い込みました。練習の要領も多少理解してきたので初日よりいい練習ができたかと思いま す。スパーリングではレスリングのスピードに圧倒されました。これも全国体重別選手権大会を想定しながら行い、大会前にハイスピードを直に体感することができ良かったと思います。
翌週にはインカレを控えていたレスリング部でしたが、温かく私達を迎えてくださいました。9月は幾つもの大会がある私にとっても、練習に奮闘する他部の学生の方々を目の当たりにし刺激をもらいました。今回お邪魔させていただいたので、今度はレスリング部が相撲部の稽古に来ていただければと思います。浪山監督、学生の皆さん貴重なお時間をありがとうございました。
練習後の様子
優秀64選手決勝トーナメント1回戦で勝利した北原
<文責 飯塚大河 総合政策学部4年 主将>
初戦敗退という結果でした。前に出ることはできたのですが、自分の形になれなかったこと、最後の詰めが甘かったことなど、内容は良くありませんでした。何はともあれ、結果を残せなかったことを非常に悔しく思います。私は引退まで残すところあと2試合となってしまったので、残りの期間を全力で突っ走ります。
<文責 藤原治樹 経済4年 副将>
昨年の全国体重別から約1年。自身の相撲の取り口を突き相撲から四つ相撲へと変えて臨んだ東日本体重別大会。全ての試合が最後かつ同体重に遅れはとれないということもあり、7月27日にピークを迎えるよう心身共に入念な準備を重ねました。通常の試合ならば樋口が先鋒をきるのが定石ですが、体重の軽い順に試合を進めていくというシステム上、最軽量級の私が務めることとなり、何とか慶應の流れをつくろうといつにも増して気合が入りました。結果から述べると3位に終わりました。『入賞』というと聞こえが良いですが、この1年『優勝』しか見ずに稽古に取り組んできたので結果を出しきれず正直悔しいです。
一方で、入賞できたのは四つ相撲を錬磨するに当たって監督をはじめ、部員全員が熱心に指導して下さったおかげだと感じると共に深く感謝をしています。全国体重別大会では優勝をして慶應相撲部に恩返しができるようにこれからの1日々々を新たに新たに過ごして参ります。ご指導ご鞭撻の程宜しくお願い致します。
<文責 嶋田翔太 法学部政治学科3年 主務>
昨年、一昨年と出場出来ていた全国体重別に出場することが出来ずとても残念に思います。今年に入って全く調子が上がってこないので、何が悪いのかよく考えて稽古してインカレでは元気な相撲をとれるようにしたいです。多くの応援本当に有り難う御座いました。
<文責 樋口貴仁 環境情報学部2年 副務>
昨年同様ベスト8という結果に終わりました。2年連続で全国大会に出場できることに安堵しておりますが、満足はしておりません。入賞が狙える位置にいながら成果を上げられなかったことは、まさに自身の力不足の象徴であると反省しております。引きを多用してしまう原因には、馬力がないのはもちろんのこと、前に出られるという自信、気持ちの強さを持つことが出来ていないからです。稽古場では廻しをとられても諦めずに攻め続けるという意識で一層の稽古に精進し、リーグ戦、全国大会へと臨みます。
猛暑に加え、突然の雷雨という悪天候の中、最後まで応援していただいた皆様に篤く御礼申し上げます。
<文責 籔本健太 法学部政治学科2年 選手>
今大会の目標であった昨年の雪辱を晴らすことができ大変嬉しく思いました。しかしまだやるべき課題も多いので、全国体重別の試合までに調整していきたいと思いました。応援してくださった方々ありがとうございました。
<文責 谷口孝 経済学部2年 選手>
今大会はやろうと思っていたことが全く出来ず、非常に反省点の多い試合になってしまいました。立ち会いは低く鋭くと思って挑んだにも関わらず、土俵に上がると頭の中が真っ白になり立ち会いで起き上がってしまい、そのまま一気にもっていかれてしまいました。またもう一つ悔やまれるのは軽量級の選手達が勢いのある相撲で部全体に良い流れがあったにも関わらず、自分が情けない敗戦をしてしまったせいでその流れを止めてしまいました。
これからはこのようなことがなく、むしろ自分もチームに勢いを与えるつもりで相撲をとっていきたいと思います。
<文責 時田王右 環境情報学部1年 選手>
ベスト8に残り全国に出場するという、当初の目標を達成することができ一安心ではありますが、もう一勝し賞状を頂きたかったというのが正直な気持ちです。準々決勝戦、迷いが生じてしまい中途半端な立ち会いとなってしまいました。足も出なかったので、相手の出し投げに付いていけず敗れました。
敗れた後の試合を見てると悔しさが沸き出てきました。この悔しさを忘れないよう稽古に励み、9月に開かれる全国大会で雪辱を晴らしたいと思います。そして悲願の表彰台に登りたいです。
<文責 平野皓大 商学部1年 選手>
今回の試合は、自分にとって復帰戦であり、また大学での初戦でもありました。まず、今回このように無事復帰出来ましたのは、松田監督をはじめ、小野先生やOBの先輩方、また現役の先輩方など、様々な方々のあたたかいお声掛けやご支援のお陰でございます。本当に有り難うございました。心より御礼申し上げます。
試合では、自分の形をつくり、押し込む事が出来たのですが、腰が高く自分の寄り方が悪かった為に、土俵際で逆転されてしまいました。大学での初戦ということで、少し緊張もありましたが、自分の形をつくれた事は良かったと思います。今後は土俵際での詰めを徹底して、自分の形をつくったら、確実に勝てるようにしていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
<文責 時田王右 環境情報学部1年 選手>
7月6日(日)、東京学園高校が慶應相撲部に出稽古に来てくださいました。東京学園高校は昨年インターハイや国体にも出場している近年成長著しい高校です。東京学園の生徒さんは皆体が大きく、軽量の学生が過半数を占める吾部にとっては、1部の選手を想定して相撲を取ることができ大変勉強になった1日となりました。私自身、我武者らに攻めて来る高校生に一気に土俵外に持っていかれることもありましたが、軽量の武器であるスピードを生かし善戦することができました。そして、終盤に三番稽古を行い合同稽古の締めとしました。
今回の合同稽古は、普段軽量の選手で練習をしている我々にとって大きい選手と稽古ができる絶好の機会であり、自分の相撲を改めて見直す機会でもありました。そのようなチャンスを与えて下さった東京学園の監督・選手一同には心より御礼申し上げます。次回の合同稽古の時は成長した慶應相撲部をお見せできるよう稽古に励んで参ります。ありがとうございました。
<文責 飯塚大河 総合政策学部4年 主将>
今回は団体も個人も振るわず、悔しさの残る試合となってしまいました。私含め部員皆に同じことが言えると思いますが、大きい相手との戦い方がなっていないと感じました。これからはその辺りを意識し稽古に励みたいと思います。また可能な限り出稽古にも行きたいと思います。
最後に、応援してくださった皆様、誠に有難う御座いました。今後とも塾相撲部を宜しくお願い致します。
<文責 藤原治樹 経済4年 副将>
今大会は時田も加わり、新体制で臨む初めての大会でした。部員1人1人が大会に向けて目標を持って毎日の稽古を重ねてきたこともあり4年間の体育会生活を通じて最高の盛り上がりを魅せた試合だったと感じています。しかし、1つ残念なことはAクラスとの団体戦で萎縮するあまり、空気作りに欠けてしまったことです。実力で勝るAクラスにどの側面で慶應が勝れば点がもぎ取れるのかというと、空気作りだと思います。本大会を通じて普段の稽古から培っておかなければならないと改めて痛感しました。
怪我から復帰途中ですが、まずは体重別、リーグ戦、そしてインカレへと心身を研ぎ澄ませていきます。
<文責 嶋田翔太 法学部政治学科3年 主務>
体調は良かったですが身体は全く動かず、勝てるであろうと思って臨んでいった選手相手にもなす術無く破れてしまった一番が何番かありましたので正直力不足を痛感した一日でした。2年連続で出場できていた選抜大会に今回出れなくなってしまったのは本当に残念ですが、図らずも次戦まで時間が出来たので基礎からしっかりやり直したいと思います。
皆様、応援ありがとう御座いました。
<文責 樋口貴仁 環境情報学部2年 副務>
団体戦では0勝、個人戦では2勝という結果に終わりました。2部トーナメントでは、勝つチャンスはあったにも関わらず相撲勘の悪さや自信のなさにより墓穴を掘ったように感じています。1部に上がってからは、体格の差を見せつけられたと思います。ただ、個人戦では意地でも勝たなくてはならないと、1部の選手に奇襲をかけ勝利出来たので、1部の選手とはいえスキがあるはずです。次戦以降は団体戦でも1部の選手に食らいつきたいと思います。
朝早い時間から教習所での順位決定戦まで、皆様方のあたたかいご声援が土俵上まで聞こえて参りました。誠に有り難う御座いました。
<文責 籔本健太 法学部政治学科2年 選手>
今回の試合、私は一勝も白星を挙げることができませんでした。大事な場面で負けてしまい、一部リーグの試合にでることができなくなってしまいました。相撲にも迷いがあり、中途半端な立ち会いをして、一気にもってかれるという場面が多い気がしました。
今後は立ち会いで一気にもってかれないような身体作り、また、重要な場面で絶対に負けないというメンタルを鍛えていきたいと思いました。次の7月にある試合では自分の相撲がとれるように精進していきますので、今回に引き続き応援よろしくお願い致します。ありがとうございました。
<文責 谷口孝 経済学部2年 選手>
先日行われた東日本選手権において、自分は選手としてはチームに貢献することができなかったので、応援することによって選手の力になれればと思って臨みました。しかし気遣いや技能の面でもいたらないことが多く不甲斐なさを感じました。本年度においてはそのような土俵の上以外のことについても精進し、一人前になれるよう努めていきたいと思います。
<文責 時田王右 環境情報学部1年 選手>
今大会、大将を任されましたが結果は不戦勝を除くと0勝4敗と自分の弱さを身にしみて感じた大会となりました。東京農業大学戦、何としても1点を取りたかった私は足取りという技で奇襲攻撃を仕掛けました。うまく相手の足は取れたのですが落ち着いて捌かれ負けてしまいました。今大会を通じ、身長も体重も他の選手よりはるかに小さな私は、スピードとテクニックで圧倒しなければいけないと痛感しました。今後はスピードとテクニックを課題に稽古に精進してまいります。
<文責 平野皓大 商学部1年 選手>
自分は腰の怪我が完治せず、新人戦に引き続き今回の試合も出場致しませんでした。
今回、塾相撲部の応援をしている中で、団体戦ならではの緊張感や高揚感を間近に感じることが出来、自分も一緒に戦いたいと思いました。また自分と同学年の選手が活躍している姿は、焦りや悔しさと同時にやる気を感じさせてくれるものであり、強い刺激を受けました。
自分はまだ大学での試合に一度も出場できておらず、今回の試合を見て、改めて早く復帰し相撲を取りたいと感じました。次の試合までに怪我を完治させ復帰することを目標に、日々努力して参りたいと思います。今後とも宜しくお願い致します。
應援指導部の皆さん総勢12名も応援に駆けつけて下さいました。
<文責 藤原治樹 経済学部4年 LEAP講師>
6月2日に三田キャンパス北館ホールにおきまして、吾部のOBである川名浩一先輩(日揮株式会社、代表取締役社長) によるLEAP-G講演会が行われました。私どもの講演会を開催するに当たりましてお仕事の合間を縫ってご協力を頂き誠にありがとうございました。社会に貢献し得る人物を体育会から排出することを目指すLEAP(Leadership Education Athlete Program) の趣旨をご理解いただき、有意義なご講演をいただきましたことに、LEAP関係者一同心からお礼を申し上げます。
この度のご講演では川名先輩より体育会生に向けてキーワードが3つ与えられました。1つ目は『know why?』。物事に対してknow what?ではなくknow why?でcuriosityを抱き、ぶつかっていくこと。2つ目は『饒舌な侍になれ』。文化の異なる地で活躍する為には寡黙であってはならない、自分の考えていることを口に出して相手に理解してもらうことが必要。3つ目は『ぶつかり稽古』。へとへとに疲れてからのぶつかり稽古で自分の力が100%を超え、102〜3%になる。次の日には前の日の102〜3%が100%になる。この積み重ねができるのが体育会生の強みである。
懇親会の様子
<文責 嶋田翔太 法学部政治学科3年 主務>
5月18日、塾相撲部全員でOBの林先輩が指導を行われている三鷹相撲道場にお邪魔しました。三鷹駅から車で10分ほどの距離にある三鷹市役所に併設する広々としてきれいな土俵は大変立派なものでした。稽古の前半は我々が小中学生に指導をする形で胸を出し、その後は土俵をお借りして大学生だけでの稽古を行いました。
綱町道場での合同稽古などで従来から交流がある三鷹相撲道場ですが、今回の機会で更に交流を深めることが出来たと思います。近い将来塾相撲部に入部してくれる生徒が生まれることを願って止みません。三鷹相撲道場の皆様、この度はありがとう御座いました。
相手は日本大学の木崎選手で、去年の高校横綱です。対戦前、高校横綱という名に怯えていましたが、OB・監督・先輩方の激励がとても力になり、土俵に上がる時には一矢報いてやろう、という気持ちにまでなりました。結果は押し出しで敗れましが、日本大学の高校横綱で、しかも体重差60キロの相手に怖がらず向かっていけたということは、今後につながる大きな自身となりました。1試合しか出ていませんが、収穫のあった1日となりました。
東日本学生相撲選手権大会に向け、今回の反省を踏まえ稽古に励んでいきます。応援に来て頂いた皆さん、わざわざご足労ありがとうございました。
<文責 籔本健太 法学部政治学科2年 選手>
2014年のゴールデンウィークは早稲田大学、法政大学と以前からお世話になっている大学の稽古場にお邪魔させていただき、また、埼玉・立教大学と慶應大学とで合同稽古を行いました。ゴールデンウィークの過ごし方一つで今年のシーズンを大きく左右すると行っても過言ではないので、このように数多くの出稽古をし、実戦感覚を養いました。
ゴールデンウィークはじめの3日は埼玉・立教大学と慶應大学で合同稽古をしました。両校とも数年前までは3部リーグではあるものの、埼玉大学は近年3部リーグで優勝や、国立大学のみでの試合にて優勝などの急成長している大学で、実力は2部に匹敵しており、立教大学も昨年度のリーグ戦において本校と3-3の大将戦にまでもつれ込むほどの侮れないチームであるため、部員全員が真剣に取り組みました。両校には軽量級から重量級まで幅広く選手がいたので、いい経験になりました。
4日には早稲田大学にお邪魔させていただきました。本校の他にも、中部地方の名門校である岐阜農林高校、静岡県飛龍高校がいらしており、土俵は活気に溢れていました。高校生の思い切りのよさ、また大学生の技術とパワーが混ざり合い密度の濃い稽古をさせていただきました。
5日には早稲田大学と法政大学にお邪魔させていただき、早稲田大学では4日の熱気そのままに、さらに内容のある稽古をしました。法政大学では、関東圏では名を馳せている向の岡高校、黒羽高校の学生と稽古をしました。ほとんどの選手が重量級であり、今慶應相撲部の問題点の選手の軽量が如実に表れ、体重増加という目標を改めて実感しました。また、体重差がある時の対処方法も教えてくださり、今後の稽古の課題も見つけることができました。
この3日間はいつもやらない選手とやれるいい機会であり、またマンネリ化した稽古を見直す着火剤にもなり大変有意義に過ごせたと思います。6月の東日本学生相撲大会に向けてさらなる努力をしていきたいと思いますので、応援のほどよろしくお願い致します。
また、どの稽古場でも手料理やちゃんこ鍋をご馳走になり、稽古後のいいコミュニケーションの場を設けてくださいました。この場を借りて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
法政大学での稽古の様子
OBの皆様応援ありがとう御座いました。今回は準優勝という結果に終わってしまいましたが、次回は優勝できるよう稽古に励む所存です。今後とも宜しくお願いします。
<文責 時田王右 環境情報学部1年 選手>
4月26日、27日の二日間、早稲田大学・法政大学が来校し今年度初の合同稽古をしました。両校とはかねてから親交があるため合同稽古をする運びとなりました。
早稲田大学は今年5人もの大型の新入生が入り去年よりも大幅にパワーアップし、我々にとっては非常に脅威的な存在です。法政大学には去年のインカレで敗れています。
3校合わせて20人ほどいて、道場が狭く感じるほどでした。他校同士が胸を出し合い準備運動をしてから申し合い稽古をしました。終始、早稲田大学・法政大学に土俵を占拠されてしまいましたが、飯塚主将が両校を圧倒する場面も見られ、我々の存在もアピールできたかと思います。私自身、始めは立ち会いの迫力や体の大きさに尻込みしてしまいましたが必死に食らい付いていきました。三校とも2部リーグということもあり、お互いを意識して意地と意地がぶつかり合った実りある稽古となりました。
また、練習後は我が部特製のちゃんこ鍋を作り、みんなで談笑しながら食事をとりました。途中、早稲田大学の新入生が一発芸を披露し食事会は大盛り上がりでした。
今回の合同稽古を通じて三校のつながりはより一層深くなったと感じております。試合では敵同士となりますが、今後も末永いお付き合いをしていきたいです。
稽古後のちゃんこの様子
<文責 平野皓大 商学部1年 選手>
4月19日(土)に伝統の山食にて平成26年度三田相撲会総会が行われましたのでご報告致します。
この総会は一年の始めに毎年開いていただいている会であり、我々現役部員にとっても最も重要なイベントの一つであると言えます。現役部員からは、高校の行事で参加出来なかった北原を除く八名が参加致しました。また非常にお忙しい中、OBの先輩方も多く参加していただき、長谷山先生、小野先生もご都合をつけて下さったので、賑やかな会となりました。ありがとうございました。
総会の前の稽古では、皆様の熱い視線と厳かな雰囲気のお陰で、集中した稽古をすることが出来ました。また、総会の後の懇親会では、我々現役部員の紹介として、今年度の抱負と得意技を一人ずつ発表致しました。
今年度も松田監督、中尾コーチをはじめとする素晴らしい指導者の方々に恵まれ、皆様のあたたかいご声援に応えられるよう、部員一同精一杯努力して参りたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
TBS「サンデーモーニング」でおなじみ、塾相撲部OB岸井成格先輩と2年樋口
<商学部, 塾高内部推薦にて合格>
平成25年度の主な成績: インターハイ出場, 国民体育大会神奈川県代表
<環境情報学科(SFC), AO入試にて合格>
平成25年度の主な成績: インターハイ出場, 国民体育大会愛知県代表(少年の部個人ベスト32)
<慶應義塾高等学校, 推薦入試にて合格>
主な成績: 平成25年度全国中学校相撲選手権大会ベスト8, 平成24年度全国中学校相撲選手権大会ベスト16, 平成22年度わんぱく相撲全国大会小学6年の部準優勝(わんぱく大関)
松田監督の全国にわたる積極的な勧誘活動も実り、お陰さまで新年度も上記3名の全国選手が大学高校にそれぞれ合格しました。新シーズンに向け、引き続き一般学生への勧誘活動にも力を入れて参ります。大幅にパワーアップした塾相撲部に今後とも変わらぬご支援ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。
入部予定者の発表に併せ、慶應義塾大学及び慶應義塾高校の推薦入試の簡単な紹介をさせて頂きます。
☆慶應義塾大学
慶應義塾大学の入試制度には他大学の相撲強豪校のようなスポーツ推薦というものはないものの、学業と相撲の両方に熱心に取り組んでいる高校生にはもってこいのAO入試という制度が一般入試に加えて存在します。
AO入試は、学術やスポーツ、芸術といった様々な分野において活躍する学生の能力を志望理由書や小論文、面接等によって判定するものです。本入試はペーパーテストでは測定しきれない部分に重点を置いており、一般入試の対策をしていない学生でも十分に合格のチャンスがあるものです。現在塾相撲部には本制度を利用して入学した者が3名おります。
AO入試を入試制度の1つとして採用している慶應義塾の学部は法学部(法律学科・政治学科)、総合政策学部、環境情報学部、理工学部の4学部で、文学部にもAO入試に類似する入試制度である自主応募制推薦入試という制度があります。
高校の評定平均の提出を求めるか否かなど試験の詳細は学部ごとでまちまちですが、たとえば法学部のAO入試(FIT入試)においては「地域ブロック制」と呼ばれる地方の高校生に比較的有利な入試制度も存在し、様々なバックグラウンドを持った学生が個性を最大限に発揮出来るような入試制度になっております。
☆慶應義塾高校
<推薦入試>
慶應義塾高校には慶應義塾の付属高校としては唯一相撲部があり、大学相撲部と同じスケジュールで日々一緒に稽古を行っています。
その高校相撲部の部員数は本年度は1名、昨年度は2名、新年度も新入部員の1名を予定しておりますが、いずれも慶應義塾高校の推薦入試制度を利用して入学、入部をしています。
本推薦入試制度の受験資格である「中学3年(1・2学期)の9教科の成績合計が5段階評価で38以上」かつ「運動・文化芸術活動などにおいて、顕著な活動をした者」に該当する志願者が書類審査と面接試験を経て毎年40名前後が合格します。
慶應義塾高校の高校生には一人暮らしを行っている者も多数おります。地方在住の中学生の皆様も進路選択の際に本入試制度のチャレンジも是非ご検討ください。
以上の、大学AO入試と高校推薦入試はともに文武両道で相撲に取り組んでおられる高校生の皆さんにはなんとしてもお知りおき頂きたい制度です。進路のご選択の際には選択肢の1つとして是非ともご検討ください。
塾相撲部は近年、全中や高校の地方大会にも視察を行い勧誘活動をやらせて頂いております。少しでもご興味を持って頂きましたらいつでも遠慮なくご一報ください。様々な形で誠心誠意ご対応させて頂きます。また、ご受験をご選択して頂いた際にも受験対策に関して塾相撲部は出来る限りのサポートをさせて頂きます。
<文責 籔本健太 法学部政治学科1年 選手>
3月2日(日)、我が部は都立足立新田高校に伺い合同稽古を行いました。塾相撲部には出身道場や高校が東京都の人が多く、足立新田高校とは縁があり今回の合同が実現しました。
足立新田高校は都立で唯一相撲部がある高校で、新興校ではあるものの近頃の活躍は目覚ましいものとなっています。選手の多くがインターハイ、国体東京都代表となっており、また、平成25年度の高等学校相撲金沢大会においては団体戦で全国3位というすばらしい戦績を残しています。また、学生相撲にとどまらず、大相撲の世界においても、今角界を席巻している幕内千代大龍を始めとする6人の力士を輩出し、全国屈指の相撲名門高校といえます。
その名門高校に今回お邪魔させていただいきましたが、一番驚いたのは準備体操の四股でした。50回を3セットやる方式で回数でいえば、いつもやっているのとほとんど変わりありませんが、一回一回が重みのあるもので、基礎を徹底していることがわかり、我が部でももう一度基礎を見直そうという気持ちになりました。また、相撲においても、高校生ならではの思い切りのよさがあり、一気に押されてしまう場面もあったので、自分の相撲を見直そうという心境にもなりました。
今回の合同稽古では、胸を貸す側ではなく部全体として成長できるいい機会となりました。今後とも足立新田高校相撲部とはより良い関係を築かせて頂きたいと思いました。また、今回快く迎えて下さった足立新田高校相撲の方々にはこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。
今大会はAクラスの主力選手が出場しないこともあり、Bクラスの我々も上位を狙って挑みました。しかし結果は、飯塚主将以外は個人戦一回戦敗退と厳しいものとなりました。改めてチーム力の底上げが必要だと実感いたしました。
春のシーズンインに向け、全部員が気を引き締め、より一層の体力強化、技術向上に努めます。皆様のご指導、ご支援宜しくお願い申し上げます。
<文責 嶋田翔太 法学部政治学科2年 主務>
2月23日(日)に葛飾区エイトホールにて第3回東日本学生相撲競技会が開催されます。Aクラスレギュラー以外の東日本のほとんどの選手が出場する本大会はいわばプレシーズンマッチ的な位置づけで、新シーズンに向けて対外的には最初で最後の調整の場となる貴重な機会です。
昨年は団体、個人ともにベスト16留まりでしたが今年は入賞も大きく期待出来ますので皆様お誘い合わせの上ご声援の程宜しくお願い致します。
3人制の団体戦は以下のメンバーで戦います。
☆慶應A
先鋒 樋口、中堅 藤原、大将 籔本
☆慶應B
先鋒 谷口、中堅 飯怐A大将 嶋田
<文責 新主将 飯恆蜑ヘ 総合政策学部3年>
今年主将を務めさせて頂きます、総合政策学部3年の飯塚大河です。
今年の幹部ですが、
主将飯塚大河(総3)
副将藤原治樹(経3)
主務嶋田翔太(政2)
副務樋口貴仁(環1)
の4名で1年間戦います。
昨年チームを牽引してくださった川村前主将が抜けた穴を、チーム全員で埋めて行きたいと思います。そしてAクラスの選手にも勝てるよう、チーム一丸となって精進して参ります。皆様本年も宜しく御願い致します。
<文責 嶋田翔太 法学部政治学科2年 選手>
1月10日(金)、飯怩ニ嶋田は「第179回福澤先生誕生記念会」に参加致しました。
午前に行われた記念会では清家塾長の年頭のご挨拶など様々な方のお話を拝聴致しました。その後には生協食堂にて「新年名刺交換会」が引き続き開催されました。
平日にも関わらず、記念会も名刺交換会も会場から溢れる程の塾生塾員の方々が集まり改めて塾の結束力を痛感することとなりました。福澤先生のご在世中の事績に改めて敬意を払いながら今後も相撲道に精進して参りたいと思います。
<文責 樋口貴仁 環境情報学部1年 選手>
稽古納め、大掃除と新年を迎える準備が一段落しました12月28日に、港区春日神社にて年末恒例のお餅つきが行われました。
春日神社と塾相撲部は、土俵開きや、国技館での応援にお越しいただいたり、毎月御榊を頂戴するなど、日頃より大変お世話になっております。また、お相撲さんのついた餅は縁起が良いと言われることもあり、感謝の意味を込め部員全員でお餅を搗きました。部員の中には、餅を搗く経験があり慣れている者もおりましたが、慣れていない者も禰宜さんから直々に杵の使い方を教わり、それぞれ気合いを入れてお餅を搗きました。
餅つきのあとの懇親会では「相撲部のちゃんこが食べたい」という声をいただきまして、ちゃんこ作りには定評のあるわたくし樋口特製のソップ炊きを召し上がっていただきました。12月の厳しい寒さの中、外で作業をされていた皆様から「体が温まる」、「出汁がとっても美味しいね」と大変ご好評をいただきました。ありがとうございました。
春日神社の皆様には今年も、是非綱町の稽古場を見学していただいたり、昨年に引き続き試合にも足を運んでいただけると幸いです。我々部員一同も、お餅つきや秋の大祭など、お手伝いできることがありましたら、微力ながら参加させていただきたいと思います。